時 代:江戸
サイズ:幅3 奥行2.3 高さ6 cm
銘有無:裏に友次の銘有り
箱有無:無し
傷有無:無し
手長足長は古くから日本各地に伝わる伝説や昔話に登場し、人をさらって食べたり、船を襲うなどの悪事を働くという巨人です。
悪行三昧の手長足長は弘法大師によって磐梯山に封じ込められたとの伝説もあります。
また反対に、不老長寿の神仙としての伝承もあり枕草子には天皇の御所である清涼殿の荒磯障子に手長足長が描かれていることが語られており、神仙図として描くことによって天皇の長寿を願ったと考えられています。
こちらの根付の手長足長は、悪巧みの前に「しめしめ・・・」と獲物を吟味しているかのような表情が、ユーモアたっぷりに彫られています。鹿角の経年変化による色味がなんともいい味になっています。
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『集』33号は「根付−凝縮の美学」という特集を組んでいます。
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